こんなモノまで売れるの?買取業者が意外と欲しがるニッチなアイテムリスト

こんなモノまで売れるの?買取業者が意外と欲しがるニッチなアイテムリスト

先日、納戸の奥を片付けていたら、ずっしり重たい箱がひとつ出てきました。開けてみると、新婚旅行で海外に行ったときに買った変圧器です。現地でドライヤーを使うために用意したもので、帰国してからは一度も箱から出していません。「こんなもの、誰も買わないよね」と夫と笑いながら不燃ごみの袋に入れかけたのですが、念のため型番で検索してみたら、買取価格の目安を調べられるサイトに「変圧器」というジャンルがきちんと用意されていて、思わず手が止まりました。

こんにちは、「暮らしを整える買取ノート」のみのりです。片付けをしていると、「これはさすがに売れないだろう」と決めつけて、ごみ袋に入れてしまうモノがありますよね。でも少し調べてみると、意外なモノに買い手がついていることがあるんです。この記事では、買取の対象になっているちょっとニッチなアイテムをジャンル別に紹介します。あわせて、反対に売れないモノ、法律の関係で売ってはいけないモノ、売る前にしておきたい準備についても、確認できた範囲でまとめました。

「誰も買わない」は思い込みかもしれません

意外なモノに値がつく理由を考えてみると、ひとつの共通点が見えてきます。それは「使う期間が限られている道具」だということ。電子辞書なら在学中の数年間、変圧器なら海外にいる間、ラベルライターなら家じゅうを片付けている時期です。必要な期間がはっきりしているモノほど、「新品を買うほどではないけれど、しばらく使いたい」という人が中古を探すんですよね。

もうひとつは、型番がはっきりしていることです。型番買取.jpの「型番買取とは」というページには、型番さえ特定できれば、その機種が市場でいくらで動いているかは調べられる、という考え方が書かれていました。同じメーカーの似た機種でも、型番が違えば中古の相場は変わります。買い取る側から見ると、型番の分かるモノほど値段をつけやすいわけです。私はこの話を読んでから、「ニッチかどうか」より先に「型番で特定できるかどうか」を見るようになりました。

型番で探せる「その他の製品」5ジャンル

私が変圧器を見つけたのは、型番買取.jpの「その他の製品」というカテゴリでした。パソコンや家電といった大きな分類とは別に、5つのジャンルがここにまとめられています。

ジャンル家に眠りやすいきっかけ掲載されているメーカー・シリーズの例
電子辞書卒業した、調べものはスマホで済むようになったカシオ「エクスワード」
電卓資格の勉強が終わった、職場が変わったカシオ、シャープ(実務電卓など)
ラベルライター片付けがひと段落した、新しい機種に替えたキングジム「テプラ」、カシオ「ネームランド」
生ごみ処理機置き場所や暮らし方が変わったパナソニック、島産業「パリパリキュー」
変圧器海外旅行や海外赴任から帰ってきたカシムラ、ヤザワコーポレーション

一覧は型番買取.jpの「その他の製品」のページで見られて、ジャンルを選ぶと型番ごとに買取価格の目安が表示されます。ただし、載っているのは型番がはっきりした現行の製品だけです。表示される最高買取価格は新品未開封・付属品完備のときの上限で、「新品未開封・美品・良品・訳あり」の4段階に分けた目安も出ますが、どれも確定した買取額ではありません。目安の金額は価格比較サイトに出ている新品の実勢価格をもとに計算され、週に1回取り直されているそうなので、見るタイミングによって数字は動きます。買取の対象は掲載されている製品なので、手元のモノの型番が見つからなければ、このサイトでは売れないということになります。

家じゅうのモノの価値をざっくりつかみたいときは、あなたの家の「隠れ資産」はいくら?家にあるモノの価値をスマホで簡単に見積もる方法もあわせて読んでみてくださいね。

電子辞書と電卓は「卒業」と「合格」のあとに眠る

電子辞書は、高校や大学に入るときに買いそろえて、卒業と同時に引き出しへしまわれがちな道具です。掲載されているエクスワードには高校生向けのモデルもあり、これから入学する誰かの役に立つ姿が目に浮かびます。電卓のほうは、カシオやシャープの実務電卓などが並んでいました。じつは私の机にも、FP3級の勉強をしていたころに買った電卓が2台あるんです。試験の前に「もっと打ちやすいものを」と買い足したもので、いま使っているのは1台だけ。資格の勉強をしたことがある方なら、同じ覚えがあるかもしれません。電卓の査定では液晶の欠けやキーの反応、税計算や検算といった機能が動くかを確認するそうなので、手放す前に一通りキーを押してみるつもりです。

ラベルライター・生ごみ処理機・変圧器は暮らしの変化で役目を終える

整理収納アドバイザーの勉強をしていたころ、私はラベルライターを毎日のように使っていました。スマホとつなげる新しい機種に替えてからは、前の1台が使いかけのテープと一緒に引き出しで眠ったままです。片付けを始めるときに買い、ひと段落すると出番が減る道具なので、同じように「2台目」を持て余しているお家は少なくないと思います。生ごみ処理機は、我が家では庭にコンポストを置いてから使わなくなりました。一覧にはパナソニックのほか、温風で乾かすタイプのパリパリキューなども並んでいます。変圧器のページには容量の大きな大型の機種も載っていて、納戸の箱がずっしり重かったのにも納得しました。どれも壊れたわけではなく、暮らし方が変わって出番がなくなっただけ。こういうモノこそ、必要としている人に回したいなと思うんです。

ほかにも「意外と値がつく」と言われるモノ

「その他の製品」の5ジャンル以外にも、捨てる前に一度調べてほしいものがあります。ここで挙げるのは、一般に買取の対象になる場合があるとされるアイテムで、型番買取.jpで扱っているという意味ではありません。値段がつくかどうかは状態や業者によってかなり違うので、確認のきっかけとして読んでください。

  • 作り手の銘が入ったノミやカンナなどの大工道具
  • バッテリーと充電器がそろった電動工具
  • 使いかけの香水(ブランドと残量しだい)

大工道具は、銘のある古いノミやカンナを中古で探している人がいます。実家の父の工具箱にも錆の浮いたノミが何本か入っていたので、無理に磨かず、まずはそのままの状態で相談してみるつもりです。電動工具は、本体だけでなく付属バッテリーや充電器、ケースがそろっているかで金額が変わります。香水は、使いかけでもブランドと残量によっては買い取る業者がある一方で、残りが少ないものや古くなったものは断られることもあるようです。

反対に、動かなくなった家電は、売れる前提で考えないほうが安心です。型番買取.jpの4段階でいちばん下の「訳あり」も、「動作の一部に不具合」がある状態という位置づけなので、まったく動かないものに値段がつくとは限りません。

反対に「売れないもの・売ってはいけないもの」

ここからは、心配性の私がいちばん伝えておきたい話です。片付けで出てくるモノの中には、法律の関係で個人が売ってはいけないものがあります。知らずに出品すると、お小遣いになるどころか法律違反になりかねません。東京都保健医療局の案内によると、許可や届出のない人がフリマサイトなどで次のようなものを売ると、たとえ1回だけでも医薬品医療機器等法に違反するおそれがあるそうです。

  • 病院で処方された薬の余りや、ドラッグストアで買って家に置いていた薬
  • 一般医療機器を除く医療機器
  • 海外で買った化粧品や、個人輸入代行サイトで買った化粧品

医薬品でよく出品されてしまう例として挙げられているのは、漢方薬、湿布薬、軟膏などの皮膚保湿薬、妊娠(排卵)検査薬です。医療機器では、コンタクトレンズや自己血糖測定器を売るには許可が、家庭用マッサージ器や補聴器、ピアッサーを売るには事前の届出が必要とされています。医療機器の区分は製品本体か外箱に必ず表示されているので、迷ったら箱を確かめてみてください。家庭用マッサージ器は「健康グッズ」の感覚で手放しがちなので、私も気をつけようと思いました。

お酒は少し事情が違います。国税庁のQ&Aでは、自分で飲むために買ったお酒やいただいたお酒のうち、家庭で不要になったものをフリマサイトなどに出すような、継続的な販売にあたらない場合は免許はいらないとしています。継続して出品・販売するなら酒類の販売業にあたり、免許が必要です。買い取ったお酒を売るお店の側も販売業免許が要るため、お酒は受け付けていない買取先もあります。売る前に、扱っているかどうかを確かめておきましょう。

このほか、自分に所有権がないモノも売れません。型番買取.jpの買取規約では、代金の支払いが終わっていないものやレンタル中のものを含め、所有権のないものは盗品や模倣品とあわせて買取の対象外と定められています。

売る前にしておきたい準備

片付けの途中で迷ったモノは、すぐに捨てずに「調べる箱」へ入れておくのが私のやり方です。週末にまとめて型番を調べるようにしてから、ごみの日の朝に慌てて判断することがなくなりました。

宅配で送る買取では、査定する人は届いた本体と付属品を手がかりに判断します。売れるかどうかを調べる前に、次の3つを確認しておくと話が早く進みます。

  • 本体のラベルや銘板、箱、保証書で型番を確かめる(末尾の記号まで)
  • 取扱説明書や元箱、ACアダプターや変換プラグなどの付属品を探す
  • 乾電池が入ったままになっていないか見る

電子辞書は、単語帳や学習履歴など残したいデータを控えてから、取扱説明書に沿って初期化しておきます。生ごみ処理機は、電源を抜いて本体が冷めてから、説明書で水洗いできるとされている部品だけを洗い、しっかり乾かしましょう。本体に直接水をかけないこと、脱臭フィルターを捨てないことも、型番買取.jpの機種ページに注意点として書かれていました。落ちないにおいや汚れは、無理に分解せず、そのまま状態を伝えれば大丈夫です。ラベルライターは、入れっぱなしになっている使いかけのテープを取り出し、テープの収納部にゴミが残っていないか見ておきます。変圧器は、焦げや異臭、コードの傷みがあるなら通電して試さず、その状態のまま申告します。

電池は意外な落とし穴です。電池工業会の「一次電池の安全で正しい使い方」によると、スイッチを切っていても機器の中の電池にはわずかな電流が流れて残量が減っていくことがあり、残量がなくなったあともその状態が続くと液もれが起こりやすくなるそうです。電子辞書やラベルライターのように乾電池で動くものは、しまい込む前に電池を抜いておきましょう。取り出した電池は、ショートしないよう1本ずつケースに入れるなどして保管します。

もうひとつ、申し込みのときには本人確認があります。型番買取.jpの場合は18歳以上が条件で、古物営業法にもとづいて運転免許証やマイナンバーカードなどの書類を提示します。マイナンバーカードを使うなら、個人番号が書かれていない面だけを出す決まりです。申し込む前に買取規約に目を通しておくと、当日慌てずに済みます。

査定額を少しでも上げる工夫は、買取査定額にガッカリしないために。少しでも高く売るための7つのコツにまとめています。

まとめ

「こんなもの誰も買わない」と感じるモノほど、じつは使う期間が限られていて、中古で探している人がいる道具だったりします。電子辞書、電卓、ラベルライター、生ごみ処理機、変圧器は、型番さえ分かれば買取価格の目安を調べられるジャンルです。ごみ袋に入れる前に、本体のラベルを一度だけ見てみてください。

その一方で、医薬品や一部の医療機器、海外で買った化粧品のように、売ってはいけないモノもあります。お酒は、受け付けている買取先かどうかを先に確かめておくと安心です。売れるモノと売れないモノの線引きを知っておくと、片付けの手が迷いにくくなります。

ちなみに我が家の変圧器は、底の銘板で型番を確かめたところ、掲載されている型番と一致しました。いまは押し入れから出てきた変換プラグと一緒に箱へ戻して、査定に出す準備をしているところです。新婚旅行の思い出の品が、また誰かの旅に連れていってもらえたら、ちょっとうれしいなと思っています。

投稿者 みのり

「暮らしを整える買取ノート」へようこそ。かつての私は、モノを溜め込みがちなごく普通の主婦でした。でも、ある時気づいたんです。家に眠っている不用品は、未来の私を助けてくれる「資産」なんだって。このブログでは、私が実践してきた「捨てる」以外の選択肢、モノの価値を再発見し、賢く手放すヒントを綴っていきます。あなたの暮らしと家計を整えるお手伝いができたら、こんなに嬉しいことはありません。一緒に、心地よい暮らしを育てていきませんか?